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吸収式冷凍機を用いた冷房設備のフロー図
吸収式冷凍機は、減圧した密閉容器の中で水が沸騰・蒸発するときの気化熱を有効に利用したシステムです。
①真空に近い状態(蒸発しやすい状態、低気圧)で水(冷媒)をパイプにかけると、水は勢いよく蒸発。気化熱よりパイプ内の水を冷 やします。
②蒸発器で蒸発した水蒸気(冷媒)は、吸収器の中にある吸収液に吸収されます。
③水蒸気を吸いやすい吸収液(臭化リチウム溶液)より送られてきた水蒸気(冷媒)を吸収するために吸収液の濃度は薄くなります。
④吸収器で水蒸気を吸収し、濃度の薄くなった吸収液を再生器に送ります。
⑤加熱により水分(冷媒)を蒸発させ、濃度の高い臭化リチウム溶液(水蒸気を吸収しやすい吸収液)に戻します。
⑥再生器で蒸発させられた水蒸気(冷媒)を凝縮器に送ります。
⑦水蒸気(冷媒)が冷却水の通っているパイプに触れると凝縮して水に戻ります。(液化)
⑧凝縮器で戻された水(冷媒)を蒸発器に送ります。
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